元島名将軍塚古墳(もとしまなしょうぐんづかこふん)は、群馬県高崎市元島名町にある古墳。形状は前方後方墳。高崎市指定史跡に指定されている(指定名称は「将軍塚古墳」)。

概要

  • 墳丘全長91-96メートル
  • 後方部幅45メートル、高さ8.5メートル
  • 前方部幅32メートル、高さ5メートル

井野川東岸の段丘縁に立地し、前方部を東南東に向ける。墳丘に沿った形で周堀があり、河原石による葺石が施されている。

明治年間に粘土槨が掘り出され、仿製四獣文鏡・石釧・鉄刀・刀子・人骨などが出土したと伝えられている。

古墳は1973年(昭和48年)に高崎市指定史跡に指定された。また、1981年(昭和56年)に周堀の確認調査が行われ、出土した土師器は附指定された。

文化財

高崎市指定文化財

  • 史跡
    • 将軍塚古墳 附 周濠出土の底部穿孔壺型土器等一括資料 - 1973年(昭和48年)1月31日指定、1991年(平成3年)3月1日に土器等一括資料を追加附指定。

参考文献

(記事執筆に使用した文献)

  • 大塚初重・小林三郎・熊野正也『日本古墳大辞典』p286、東京堂出版、1989年。

関連文献

(記事執筆に使用していない関連文献)

  • 『八幡観音塚古墳 平塚古墳 八幡二子塚遺跡2 元島名将軍塚古墳2 -公共下水整備事業に伴う埋蔵文化財発掘調査-(高崎市文化財調査報告書 第487集)』高崎市教育委員会、2023年。  - リンクは奈良文化財研究所「全国遺跡報告総覧」。

外部リンク

  • 将軍塚古墳 附 周濠出土の底部穿孔壺型土器等一括資料 - 高崎市ホームページ

元島名将軍塚古墳

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