今山駅(いまやまえき)は、大分県日田市大字夜明にある、JR九州バスが運行を行っている日田彦山線BRT(BRTひこぼしライン)のバス停留所である。九州旅客鉄道(JR九州)日田彦山線の鉄道駅でもあるが、2017年(平成29年)に発生した九州北部豪雨の影響により、鉄道駅は休止中の扱いである。

歴史

  • 1937年(昭和12年)8月22日:彦山線夜明駅 - 宝珠山駅間の開通に伴い、開業。
  • 1962年(昭和37年)10月1日:貨物取扱廃止。
  • 1971年(昭和46年)2月20日:荷物扱い廃止。無人駅となる。
  • 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、九州旅客鉄道(JR九州)の駅となる。
  • 2017年(平成29年)7月5日:平成29年7月九州北部豪雨の影響により鉄道路線ごと休止、代行バスは駅から350メートル離れた国道211号沿いの釘原停留所から発着した。
  • 2023年(令和5年)8月28日:添田駅 - 久大本線の日田駅間で日田彦山線BRT(BRTひこぼしライン)の運行を開始。元の鉄道駅南端付近に乗降場が設けられた。

駅構造

鉄道駅南端付近に設けられたロータリーにBRTの待合ブースが設置され、日田方面、添田方面とも同一箇所での乗降となる。ブースには付近を流れる大肥川、西側に見える三日月山が描かれている。

当駅前後は一般道走行区間であり、BRTは大肥川の西岸の国道211号を走行するが、当駅では国道を外れ、大肥川を渡って乗り入れる経路となっている。

鉄道休止前は、単式ホーム1面1線を有する地上駅であり、かつては島式ホーム1面2線であった。ホーム上に待合所があるのみの無人駅であった。

利用状況

1965年(昭和40年)度には乗車人員が66,815人(定期外:18,136人、定期:48,679人)、降車人員が65,501人で、手荷物(発送:82個、到着:46個)や小荷物(発送:429個、到着:86個)も取り扱っていた。

2013年(平成25年)度の乗車人員は4,823人(定期外:2,599人、定期:2,224人)、降車人員は4,376人である。

※1日平均乗車人員の数値は各年度版「大分県統計年鑑」による年間乗車人員の値を各年度の日数で割った値。

  • * 一日平均乗車人員は年間乗車人員の値を各年度の日数で割った値。

駅周辺

周辺は小集落のみがある田園地帯。

  • 国道211号
  • 釘原バス停留所 - 日田市福祉バス大鶴線の停留所。BRT開業前の列車代行バスでは、当駅の代行発着停留所となっていた。BRTでは、国道上の約20m下り方に釘原駅(バス停留所)が改めて設置された。
  • 光勝寺 - 日田彦山線BRTでの最寄り駅は小鶴駅となる。
  • 大肥川

隣の駅

九州旅客鉄道(JR九州)
■日田彦山線(休止中)
大鶴駅 - 今山駅 - 夜明駅
JR九州バス・九州旅客鉄道(JR九州)
■日田彦山線BRT(BRTひこぼしライン)
伏尾駅 - 今山駅 - 釘原駅

脚注

注釈

出典

関連項目

  • 日本の鉄道駅一覧

外部リンク

  • 今山駅(駅情報) - 九州旅客鉄道

桜の今山駅

日田彦山線 今山駅 北柏仮乗降場

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駅舎随録 今山駅

今山駅