浄立寺(じょうりゅうじ)は、東京都世田谷区にある浄土真宗本願寺派の寺院。
歴史
安土桃山時代、釈念西法師によって開山された。元々は、現在の東京都港区高輪に位置していたことから、山号が「高輪山」となっている。その後、同宗派の西本願寺が浜町御坊(後の築地本願寺)を創建してからは、浜町御坊の寺中に入った。浜町御坊時代には「矢の倉御坊」と呼ばれていた。その後昭和初期までは、築地本願寺とともに歴史を歩んだ。
1923年(大正12年)の関東大震災に罹災したため、1929年(昭和4年)に築地本願寺から分かれて現在地に移転した。
度々火災に遭っているものの、幸いにも寺宝の親鸞・蓮如両上人の肖像や蓮如の六字名号「南無阿弥陀仏」は守り通すことができ、現在に至っている。
交通アクセス
- 小田急小田原線千歳船橋駅より徒歩6分。
脚注
参考文献
- 『せたがや社寺と史跡(その三)』世田谷区教育委員会、1970年

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