グロリア・ディアス(Gloria Diaz、1951年4月5日 - )は、フィリピンの女優・モデル。1969年、ミス・ユニバース世界大会優勝。
経歴
1951年4月5日、イロコス地方に生まれる。出生名Gloria Maria Aspillera Diaz。
1968年、St. Scholastica's College, Manilaより大学入学資格を授与される。
大学在学中、 ミスコン・オタク(pageant aficionado)に説得され、第6回ミス・フィリピン(Binibining Pilipinas)への参加を承知する。"Binibining Pilipinas - Universe 1969"に選ばれ、国を代表してミス・ユニバース1969に出場。
1969年7月19日、ミス・ユニバース受賞。フィリピン代表として初、アジア諸国代表として3人目。
彼女の勝利のニュース(そして彼女のスリーサイズ)はアポロ11号に無線で伝えられた。主要都市の新聞がアポロ11号の月着陸をトップで伝えるなか、マニラ・タイムズ紙は彼女のミス・ユニバース優勝をトップに持ってきた。
ミス・ユニバースのクラウンのレプリカは今も持っている。が、トロフィーは重量制限のためフィリピン航空(PAL)の米国空港内オフィスに置いてきた。現在どこにあるか不明。
その年の終わり、ニクソン大統領が訪比した際、
と述べた。
その後
ミスとしての任期の後まもなく、彼女は演技のキャリアを開始。その後数十年、フィリピンの映画とテレビで女優として活動。
1975年、"Ang Pinakamagandang Hayop sa Balat ng Lupa"に出演。その年のFAMAS Awardの「主演女優による最優秀パフォーマンス部門」にノミネートされる。しばらくの間映画出演をつづける。
1996年、テレビシリーズ "Anna Karenina"に出演。テレビのキャリア開始。
1998年、"Kool Ka Lang"に出演、人気を博す。1998年、"Jose Rizal"に出演、第24回Metro Manila Film Festivalで「最優秀助演女優部門」受賞。
2006年、"Nasaan Ka Man"に出演、FAMAS Awardの「最優秀助演女優部門」受賞。
2010年、"Sagrada Familia"に出演、FAMAS Awardの「最優秀助演女優部門」受賞。
私生活とゴシップ
Gabriel "Bong" Dazaと結婚。後に離婚、Adrien Semblatと再婚。合計3人の子の母親となる。
娘のIsabelle Dazaは女優。妹のRio Diazは女優。西ネグロス州ポンテベドラ副市長を歴任。姪のGeorgina Wilsonは女優・モデル。
論争
2010年8月23日のミス・ユニバース2010の後、あるインタビューにおける発言が問題視された。フィリピン代表で第5位入賞のヴィーナス・ラジは英語で質疑応答に答えるよりも通訳を利用することで利益を得るだろうと示唆した。さらにこうも言った:
彼らの英語能力をバカにされたと感じたセブ州の人たちを怒らせた。セブ州知事 Gwendolyn Garciaやセブ州議会議員Rachel del Marは彼女に謝罪を要求した。ディアスは謝罪の必要はないとし、発言の真意を明らかにした。
2010年9月1日、セブ州の副市長リーグはディアスをセブ市入境禁止と宣告した。
フィルモグラフィ
映画
テレビ
賞歴
- 1998年 作品名:Jose Rizal
- 第24回Metro Manila Film Festival 「最優秀助演女優部門」
- 2002年 作品名:Batang West Side
- Gawad Urian Awards 「最優秀助演女優部門」
- 2006年 作品名:Nasaan Ka Man
- FAMAS Awards 「最優秀助演女優部門」
- 第22回PMPC Star Awards for Movie 「今年の映画助演女優部門」
- 2010年 作品名:Sagrada Familia
- 第26回PMPC Star Awards for Movies 「今年の映画助演女優部門」
- 第85回FAMAS Awards 「最優秀助演女優部門」
出典




